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離婚の切り出し方を弁護士が解説【どう伝えれば?】 |横浜北仲通り法律事務所

離婚の切り出し方を弁護士が解説【どう伝えれば?】

離婚を進めるにあたって、避けて通れないのが相手に離婚の意思を切り出すことです。
どのような理由であれ、離婚を切り出すことは大変な苦労が伴います。
また離婚は人生に何度も経験することではありませんので、切り出し方やタイミングがわからずに悩む方も少なくありません。
そこで今回は、離婚の切り出し方について弁護士の櫻庭が解説いたします。
 

離婚を切り出すベストなタイミング【子ありの場合】

子どもがいる夫婦が離婚をする場合、離婚を切り出すタイミングは子どもの状況によって大きく変動します。
ここでは子どもの年齢別の最適な離婚を切り出すタイミングについて確認しておきましょう。
 

子どもの年齢 最適なタイミング 理由
乳児から未就学児 いつでも問題なし 離婚による環境の変化についての記憶が残りにくく、苗字や住環境の変化にも柔軟に対応しやすい
小学生〜中学2年 学年の変わり目や長期休暇中など 苗字の変更や引っ越し等があっても、学校に馴染みやすい
中学3年生〜高校3年生 中学生なら2年生、高校生なら2年生までがよい 中学3年生、高校3年生は受験を目前に控えているため、環境の変化は避けたい
18歳以上 いつでも問題なし 子どもが成人済みであれば、親権問題も生じないためどのタイミングでも問題はない

 
こちらのタイミングはあくまでも目安です。
子どもがどの年齢であっても、注意すべきは離婚による環境の変化がもたらす子どもへの影響です。
幼稚園や保育園、学校などの転園、転校は少なからず子どもの精神に負担をかけます。
したがって、環境の変化に関する負担が最小限になるような時期を選びましょう。
 
ただし、離婚の原因が、配偶者のDVやモラルハラスメント等である場合にはこの限りではありません。
できる限り早く離婚を切り出して手続きを進めましょう。
 

離婚を切り出すベストなタイミング【夫婦のみの場合】

子どもを持たない夫婦が離婚をする場合、切り出すタイミングはいつでも問題はありません。
配偶者の暴力やモラハラ、不貞行為、悪意の遺棄といった行為を原因として離婚を検討する場合には、それらの行為が行われてから早い段階で離婚を切り出しましょう。
不貞行為があってから数年間我慢して結婚生活を続けた場合、「不貞後も婚姻生活が継続しているため、夫婦関係が破綻していない」とみなされて、離婚が難しくなるおそれがあります。
 
また、これからマイホームを購入しようとしているのであれば、購入前に離婚を切り出しましょう。
とくに住宅ローンを組む場合、離婚の際に手続きが煩雑となり、また誰がその家に住むのかで揉めるケースが少なくありません。
 

男女別に解説! 揉めない離婚の切り出し方

つづいて、男女別の離婚の切り出し方を解説します。
どうやって離婚を切り出せばよいのか悩んでいる方はぜひ参考にしてください。
 

女性(妻)からの離婚の切り出し方

女性から離婚を切り出す場合、以下の点について整理、用意をしておきましょう。
 

  • ・子どもがいる場合は、子どもの親権について
  • ・夫に不貞行為等の落ち度がある場合にはその証拠を用意しておく
  • ・財産分与や慰謝料、養育費についてのスタンスを決めておく
  • ・離婚後の生活

 
離婚を切り出すのは、夫がお酒を飲んでいないとき、仕事等で疲れていないときにしましょう。
できれば、寝不足や空腹時も避けるべきです。
離婚を切り出すと冷静さを失い、感情的な言葉の応酬になることもあります。
そういったとき、飲酒やストレス、寝不足等が重なるとより感情的になり話し合いが進みません。
 

男性(夫)からの離婚の切り出し方

男性から離婚を切り出すときは、以下の点について整理、用意しておきましょう。
 

  • ・子どもがいる場合は子どもの親権をどうしたいのか
  • ・子どもがいる場合の養育費の金額を決めておく
  • ・離婚時に妻に渡す財産分与の金額を決めておく
  • ・離婚後の暮らしについて
  • ・妻側に不貞行為等があるのであれば、証拠を用意する
  • ・離婚後の生活

 
男性が離婚を切り出す場合は、妻側の収入によって受け入れられるかどうかが左右されるケースが多い傾向です。
妻が専業主婦やパート勤務のみなど、家計の担い手ではない場合は、離婚によって生活が成り立たなくなるため、拒否されるおそれがあります。
 
妻側に十分な経済力がない場合には、離婚後の公的なサポートや、子どもの養育費についてをしっかりと説明できるようにしておくとよいでしょう。
 

離婚を切り出しても受け入れられないときは早めに弁護士にご相談を

離婚を切り出しても、相手方に離婚が受け入れられないときは弁護士への相談を検討しましょう。
関係が悪化した夫婦の話し合いは、なかなか前に進みません。
弁護士にご依頼をいただければ離婚についての交渉や条件面の交渉を一手にお引き受けいたします。
弁護士が相手方との交渉の窓口となりますので、あなたは新しい人生を歩む準備にご専念いただけます。
 
1人で悩まずにまずはご相談ください。
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